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買取コラム
厨房機器の選定ポイント
2019.08.29
厨房機器
厨房機器を選ぶ時の注意点
一言に「厨房機器」と言っても、その種類は様々で千差万別・多種多様です。使い方が一つしかない厨房機器も多く、特化しているが為に汎用性がないという代物も少なくありません。大体特化している物は「それでしかできない機能」があり、その道の専門店でしか扱わないような機械である事がほとんどでしょう。
今回はそんな厨房機器を選ぶ際に着目すべきポイントについてご紹介していきたいと思います。
■調理する内容と厨房機器が一致しているか
大前提ではありますが、厨房において大切なことはそこで提供される料理内容と調理機器が適合しているかどうかです。
飲食店の心臓部分とも言える厨房にはどのような調理機能が必要であるのかを明確にし、厨房機器を選ばなくてはなりません。
例えば、本来必要な厨房機器がなく、逆に必要のないものがあったとしたらお客様にスムーズに料理を提供することができません。
必要な機器が足りなくて営業に支障をきたしては困りますし、かといって不要な機器の購入による無駄な経費の支出も避けたいところです。
【飲食店オープン時に揃えたい主要厨房機器】
1.冷凍冷蔵庫
冷凍庫と冷蔵庫が組み合わさったものが冷凍冷蔵庫です。
食材を保存するためのものですから飲食店には欠かせないものです。
調理する内容に合わせて必要な容量が決まるでしょう。
必要なものが全て入る容量を持ち合わせているか考えて選ばなくてはなりません。
2.コールドテーブルor作業台
料理を調理するための作業台やコールドテーブルも欠かせません。
調理する内容によって最適な高さに違いがあります。
使いやすさを重視して選ぶ必要があります。
3.製氷機
多くの飲食店では席に着くと氷の入った冷たい水が提供されます。
製氷機も飲食店には欠かせません。
使う氷の量によって大きさを選びましょう。
4.業務用シンク
食器を洗ったり、食材を洗うのに必要なシンク。
飲食店として営業許可(保健所検査)をクリアするためには必ず必要なものです。
他にも食器棚スペースも営業許可(保健所検査)をクリアするために必要です。
■厨房機器の配置
多くの厨房機器が必要だからとはいえ、配置を全く考えずに選ぶのは避けましょう。
小さな厨房である場合、配置を考えずに選んでしまうとあまりにも作業スペースが狭すぎて作業効率が下がってしまうかもしれません。
厨房づくりにおいて、作業動作の導線は重要ポイントの一つでしょう。
調理、料理出し、下膳にいたるまで効率よく移動できるように厨房機器を配置する必要があります。
どのように配置を考えるべきか。
まずは厨房の見取り図と作業工程を照らし合わせながら、作業する場所、作業に必要になる経路などを確認しましょう。
そしてなるべくスムーズに調理ができるように厨房機器を配置していきましょう。
【小さな厨房に必要な厨房機器】
小さな厨房には必要不可欠な厨房機器が冷蔵冷凍庫やコールドテーブルです。
もちろん双方ともさまざまな容量のものがありますが、提供する料理と厨房の広さに合ったものを選ぶと良いでしょう。
また厨房に最低限必要なものが収納スペースではないでしょうか。
サランラップやアルミホイルなど調理に必要な小物や、掃除に使用するスポンジなどもたくさんあるでしょう。
これらの備品を収納するスペースも考えて厨房機器を選びましょう。
■使いやすさと耐用年数
厨房機器選びには使いやすさと耐用年数も考えなくてはなりません。
まずは耐用年数です。
厨房機器の耐用年数はメーカーや種類によって多少の違いはあるものの、基本的には一律です。
家庭用のものとは違って、業務用厨房機器はどれも丈夫で長持ちするように作られていますが、
冷蔵庫や製氷機など機械的なものはいつか壊れる可能性がありますし、何らかのトラブルで故障してしまうことも考えられます。
作業台やシンクについてはそうそう壊れるものではありませんが、絶対に壊れないという保証もありません。
まずはそれぞれの一般的な耐用年数を考えた厨房機器選びが必要です。
新品で購入するもの、中古で良いものなどできるだけコストを抑えたいのであれば、
中古の厨房機器を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
そして使いやすさです。
同じ厨房機器であっても、使い勝手が悪いと感じるものもあるでしょう。
例えば冷凍冷蔵庫です。
両開きなのか、片開きなのかで使い勝手が違います。
作業台についても高さに違いがあるため、調理する人が使いやすい高さのものを選ぶ必要があります。
さらにもう一点、厨房機器を選ぶ際は掃除やメンテナンス性も考えなくてはなりません。
飲食店だからこそ常に清潔な状態を保たなくてはならないので、小まめな掃除・メンテナンスが必要になります。
あまりにも掃除がしにくいものは避けた方が無難です。
厨房機器の調子が悪いと感じても、構造的にすぐに確認することができないようですと営業に支障をきたしてしまいます。
清潔な状態を保つためにも、そして突然起こるかもしれないトラブルのためにも掃除・メンテナンスがしやすいと感じるものを選びましょう。
■まとめ
飲食店をオープンする際に欠かすことのできない厨房機器選びは、今回ご紹介した点を考えながら選ぶ必要があります。
いかに効率良く料理を提供できるか、作業がしやすいかを考え、配置や使いやすさを考えて選ぶのがおすすめです。
購入してしまってから配置が上手く行かない、作業がしにくいなんてことにならないためにも、購入前に厨房の広さを確認しておきましょう。
またできるだけコストを下げたいと考えるのであれば、中古の厨房機器を購入することも視野に入れましょう。
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