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COLUMN

買取コラム

産業機器のメンテナンスに関係する資格について

2019.11.12

機械工具

産業機械のメンテナンスには、必要な資格というものがあります。ですが、リサイクルショップによっては有資格者がいないで買取や整備をする業者も存在するのもまた現実です。

もちろん有資格者がいない場合、メンテナンスを外部に委託する必要がありますよね。そうなると、その費用も込みで買取価格を決めなくてはならないわけです。

弊社のような技術スタッフを豊富に抱えている専門店の買取価格が高いのも、そういった理由があるからですね。

さて、今回はこういった技術資格についてお話していきたいと思います。

■機械保全技能士

国家資格である機械保全技能士は技能検定制度の一種です。
工場などに設置されている機械のメンテナンスを行うために必要な資格で
その種類には機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業の3つがあります。
機械保全技能士の資格は、国家資格の中でも根強い人気があります。
特級~3級までがあり、学科試験と実技試験で構成されています。

機械のメンテナンスは工場や生産ラインの設備機械全体の故障や劣化を予防し、
機械の正常な運転を維持し保全するために重要な仕事です。
機械保全技能士を取得する大きなメリットが技術と知識を公平に評価されることです。
自分自身のスキルアップに繋がるだけでなく、給与アップも期待できます。
企業も機械保全技能士の資格を取得した人材がいることで、企業競争力の強化に繋がります。

「機械の守り人」とも言われる機械保全技能士の試験を受けるためには、
ある程度実務経験がなくてはなりません。
特級を受験するには1級に合格後5年以上の実務の経験があることが条件です。
ただ、機械保全技能士の中で一番下の資格である3級は、実務の経験は問われません。
そのため、初心者の人は3級から取得することをおすすめします。
経験年数に見合った等級がある機械保全技能士は、キャリアアップを目指している方におすすめの資格です。

自動車関連、精密機械、電子部品、半導体、食品関連、化学など多くの業界がそれぞれの商品を量産しています。
そこにはさまざまな産業機器があり、
各企業はそれぞれ優秀な保全要員、つまり機械保全技能士を求めています。
3級での求人はごくわずかですが、2級以上なら多くの企業が求めているでしょう。

■電気主任技術者

工場をはじめ、ビル、発電所などには、受電設備や配線設備など重要な電気設備が備わっています。
例えば、それらが故障してしまったらどうなるでしょう。
その施設に過大なる支障をきたしてしまいます。
特に発電所や変電所の電気設備が故障してしまうと、
各家庭に電気が届かなくなり大変なことになってしまいます。
そんなことにならないために、
施設の電気設備を保安・点検するのが電気主任技術者の重要な仕事です。
電気主任技術者の資格は国家資格です。
資格を取得するのは大変かもしれませんが、
電気主任技術者は幅広く求められているため、将来に渡り安定した収入を得ることができます。
実は、工場やビル、発電所、変電所など、電気設備を設けている事業者につき、
必ず一人は電気主任技術者を雇わなくてはならないことが電気事業法にて定められています。
電気主任技術者は社会全体を支える重要な人材であり、
電気設備を設けている事業者にとって非常にありがたい存在だといえるでしょう。
ただ、重要な役割を果たしている分、責任は極めて重いと言えるでしょう。
電気主任技術者には3つの種類があります。

1.第1種電気主任技術者

全ての事業用電気工作物を取り扱える

2.第2種電気主任技術者

17万V未満の事業用電気工作物を取り扱える

3.第3種電気主任技術者

5万V未満の事業用電気工作物を取り扱える(出力500kW以上の発電所を除く)

上記で分かるように、それぞれの違いは保安監督できる電気設備の電圧範囲です。
基本的に一般的なビルや工場は5万V未満であることが多いため、第3種電気主任技術者でも管理することが可能です。
第1種電気主任技術者は、電力会社といった非常に重要な場所で必要とされています。

電気主任技術者と良く違いが分からないと言われているのが電気工事士です。
電気工事士は、配線・機器の取り付けや修理などの電気工事をするのが仕事です。
電気主任技術者は、あくまで電気設備の点検・故障の発見などの設備管理を行うため、
工事をすることがメインである電気工事士とは異なります。
ただ、電気技術者は全く修理をしないかといえばそうではありません。
対応可能な場合は修理をすることもあります。
電気主任技術者の多くは電気工事士を経験している方々です。
そのため工事も難なくこなしてしまうこともあります。

電気主任技術者は工場、ビル、発電所、変電所などの施設に欠かすことのできない人材です。
社会的評価が高いことから、電気技術者を目指す人も多い人気の資格といって良いでしょう。

■まとめ

産業機器のメンテナンスに関係する資格にはさまざまな種類があります。
今回ご紹介した機械保全技能士、電気主任技術者は、
さまざまな施設に欠かせない重要な役割を担っている仕事です。
資格を取得するのは中々大変で難しいかもしれませんが、
非常にやりがいがあるということは間違いありません。
産業機器のメンテナンスには多種多様な資格が必要でありますが、
無限堂のスタッフは全員がそれぞれのメンテナンスや修理をすることができます。
そのため多少壊れた産業機器でも買い取ることができるのです。
他店では故障のために断られた商品でも無限堂ならご相談可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。

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そんな疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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